今週はブロックチェーンの活用例の一つであるMaaS( Mobility as a Service )についての記事を紹介します。 MaaSとは、移動全体を1つのサービスとしてとらえ、交通網を運営主体にかかわらずクラウド化してシームレスにつなぐ概念のことです。 このように、ステイクホルダーが多数存在し、データを共有したほうがメリットが享受できるようなケースでは、ブロックチェーンがマッチするユースケースといえるでしょう。自動車や電車網など、交通大国とも呼べる日本がけん引していきたいテーマですね。
MaaSのリスク低減に向けブロックチェーン利用を実証–マイクロソフトら5社 (7/16)
- 日本マイクロソフトは、「MaaS(Mobility as a Service)」における利用者のリスク低減をテーマに、Microsoft Azureベースのブロックチェーンの有用性を検証したと発表
- 参加したのは、JR東日本情報システム、みずほ情報総研、日本生命保険、あいおいニッセイ同和損害保険、MaaS Tech Japanの5社
- これらの機能を実装するにあたり日本マイクロソフトは、コンソーシアム型Blockchainプラットフォームである「Azure Blockchain Service」を使用した。
独シーメンス、カーシェアリングサービスへのブロックチェーン技術活用を検討 (7/16)
- 独シーメンス社は、子会社シーメンス・モビリティを通じてカーシェアリングサービス向けにブロックチェーン技術を取り込むことを検討していると語った。
- カーシェアリングのサービスでは、車をレンタルした人が給油できる「給油カード」と紐づけたシステムがある。だが特定のガソリンスタンドでしか給油できなかったり、カードが盗まれたりといったケースが存在する。
- こういった問題をブロックチェーンで解決できると期待しているとのこと。