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Ethereum財団が1年間の資金の使い道を発表
こちらのブログで、Ethereum財団が1年間の資金の使い道を発表しました。
キーとなるエコシステムに合計3000万ドルを利用する予定のようです。
本記事では、気になる資金の内訳をみていこうと思います。
参考:
Ethereum Foundation Spring 2019 Update
1900万ドル: Ethereum 2.0へ
内訳は以下となっています。
- ETH 2.0:クライアントチーム、Research、VDF、ドキュメンテーションおよびコミュニケーション
- ステートチャンネルとPlasma
- eWASMの継続的な開発
- スマートコントラクト
- 検証、監査、および仕様研究
- ゼロ知識の研究開発
- Ethereum「フェーズ3以降」のR&D
- 優れた研究人材獲得のため、学術機関と連携
800万ドル: Ethereum 1.0のサポート
内訳は以下のサポートのための費用になります。
- “ETH 1.x”への様々な取り組み
- Geth
- Solidity
- Web3.js 及び Ethers.js
300万ドル: 開発者の成長と認知向上
内訳は以下のようになっています。
- 開発者の教育
- コミュニティイベントや組織の支援
- 周辺ツールの改善
まとめ
ブロックチェーンの中でも最も大きなプロジェクトの一つEthereumに関して、今後一年どのようにお金が利用されるのか、内訳をまとめた記事でした。
やはりEthereum 2.0への投資が大部分を占めますね。PoSの導入をはじめ、様々なアップデートが入るので世間的にも多くの期待を寄せている人が多いと思います。大きなアップデートになるのでいくつかのフェーズに分けられるのですが、開発ロードマップについては以下を参考にしてください。
参考:
Sharding roadmap