ブロックチェーン業界マップ大公開 ~7つの業界での大手企業まとめ~

ブロックチェーン業界マップ大公開 ~7つの業界での大手企業まとめ~

最初に

本サイトでは、今まで既存の大手会社の事例をいくつか取り上げてきました。
  

事例は非常に多岐に渡るため、すべてをご紹介することはできませんが、一般的にブロックチェーンと相性が良いと言われている業界「保険・不動産・サプライチェーン・広告・医療・アート・エネルギー」の7つの業界の切り口から、改めて業界マップをまとめてみました。

ここには載せきれていない企業もたくさんありますが、多くの大手企業がブロックチェーンのプロジェクトを推進しているのがわかります。

※後日、各業界の事例を詳しくまとめた記事を執筆する予定です。

各業界概要

保険

保険と言っても、生命保険のような一般的なものから、フライト保険のような分野まで多岐に渡ります。その多くがスマートコントラクトを通して支払いの自動化などを行っています。

例えば、fizzy(AXA)は、2時間以上フライトが遅れた場合、スマートコントラクトを通して支払いを行い、 メットライフ傘下のLumenLabは、ブロックチェーン技術を通じて、生命保険の自動請求を行います。

保険のコンソーシアムとして、B3i(The Blockchain Insurance Industry Initiative) という、アクサやチューリッヒなどの大手保険会社によるコンソーシアムがあります。

医療・医薬品・ヘルスケア

患者の取引データ、医薬品の真贋証明、 治験や特定臨床研究のモニタリング などの領域で各企業がプロジェクトを進めています。

IBMとロシュやアステラス等の大手医薬品メーカーは、医療データ交換のプラットフォーム構築に向けた実証実験の実施を今年の3月頃に行っています。

また、医療業界でのコンソーシアムの一つ「MediLedger」は北米を中心にネットワークを築いているコンソーシアムで、ファイザーなどの企業が参加しています。

エネルギー・環境

この領域には、P2Pによる電力取引の実証実験をやっているところが非常に多く、国内でも関西電力や中部電力などの大手企業が実証事件を行っています。

その他のユースケースでは、CO2の排出権取引を行うプラットフォームなどがあります。少しブロックチェーンをかじったことのある人は「ブロックチェーンは大量に電気を必要とする」というPoWの観点のみを理解している人も多く、大量に電気を使うのならCO2の削減にはつながらない、と誤解を生みやすい領域とも言えます。

ブロックチェーンの正しい認知が広がると、こういった領域にも理解を示す人が増えるのではないでしょうか。

不動産

手続きの簡略化を目指して実証実験を行っているケースが多い印象です。

例えば、 KDDI、積水ハウス、HITACHIの3社で行っている実証実験では、将来的には、多数企業が参加する不動産のコンソーシアム結成を目指して、賃貸物件の内見や入居までの各種手続きの簡略化を目指しています。

EEA(Enterprise Ethereum Alliance)による、不動産のブロックチェーン活用のレポートがありますので、英語が苦手でない場合は、是非参考にしてください。

Real Estate Use Cases for Blockchain Technology

サプライチェーン

エンタープライズのブロックチェーン利用での大本命であるサプライチェーンですが、主にトレーサビリティや真贋判定でのユースケースが多いです。

実運用に乗っているケースでは、マークスをはじめとした海運会社の大手TOP3を含む100社近く参加しているンソーシアム「TradeLends」が有名です。

TRADELENS 概要 – IBM

またBlockchain in Transport Alliance(BiTA)には、流通に関連する超大手企業達が参加している団体です。BiTAのページからメンバーが確認できますので、気になる方は見てみると良いでしょう。

マーケティング・広告

マーケティング・広告領域では、不正なデジタル広告の排除、不正のないマーケティングエコシステムの開発に注力している企業が多いです。

Braveというブラウザでは、トラッキングが行われないため、広告をブロックすることができ、快適なブラウジングが可能です。(筆者自身も愛用しています。)またオンライン広告視聴による暗号資産の獲得、 といったユニークな世界観を築いています。

Brave: プライバシーを重視した高速かつ安全な次世代ブラウザ

アート

アートの分野では、特定のブロックチェーンが持つ「Non-Fungible」という特性を生かした所有権の管理サービス、デジタル上の真贋を担保したマーケットプレイスのサービスが多い印象です。

国内では、スタートバーンのサービスが有名で、あまり大手が参入してこない領域とも言えます。

マルチプレイヤー

ここの領域に紹介している会社は、業界の種別問わず活動が多岐に渡っている企業です。エンタープライズ方面では、特にIBMやMicrosoftあたりが多くのプロジェクトを推進・サポートしています。
本サイトで紹介するBaaSプラットフォームのプロバイダーは、業界種別を問わずブロックチェーンプロジェクトをサポートしています。

業界マップの高画質版のダウンロード

こちらの業界マップのファイルはココからダウンロードできます。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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