今週のBaaS関連情報 (8/3-7/27)

今週のBaaS関連情報 (8/3-7/27)

今週はブロックチェーンで実現できる機能の1つである”マイクロペイメント”を活用したサービスに動きがありました。ビットコインをはじめとした暗号通貨は、通常の仕組みに比べ送金手数料が低く設定できます。さらに、ライトニングネットワークといった技術を活用し、より小さな送金が安価に実行可能になります。ブロックチェーンのユースケースとして期待されていますが、LINEはサービスから撤退し、ウォレットや金融回りなど、よりコアな部分に注力していくようです。

この分野は、ブロックチェーン利用の前段階として、マイクロペイメントで支払いや報酬を受け取るというサービスを根付かせる必要があります。また、マイクロペイメントがゆえに、うまくスケールする仕組みを組み込まないとインセンティブが弱くなってしまう傾向にもあります。youtubeのように、スケールする仕組みと組み合わせることで、ワークするビジネスモデルを組むことが重要となるでしょう。

LINE ブロックチェーン活用方針をサービスから金融に転換~10月にはウォレットを正式リリースへ (7/29)

  • LINEは現在ブロックチェーン技術を活用して「Wizball」、「4CAST」、「LINE Pasha」、「LINK ME for LINK Point」の4つのサービスを国内で展開中。
  • 前3つのサービスの終了、一時停止が発表され、LINEのブロックチェーンサービスは実質「LINK ME for LINK Point」のみとなる
  • LINE ID基盤の簡単ログインとKYC、カストディ機能を新たに追加した「LINK ME」正式版を10月にリリースする旨を合わせて発表した

ブロックチェーンスタジオHashHub、Lightning Networkを活用したマーケティングの共同実験をマクロミルと開始 (8/1)

  • HashHubと株式会社マクロミルが共同で実施するアンケート調査協力への報酬として、Lightning Networkを用いて即時にビットコインを付与する仕組みについて検証
  • アンケート調査は、「仮想通貨およびブロックチェーン技術の認知度」を主とした構成のインターネットリサーチ形式
  • 一般の生活者グループ(マクロミルモニタ)と仮想通貨利用者および興味関心のあるグループ(HashHub回答者)における認知度比較などをレポートにまとめ、2019年9月24日(火)に開催予定の公開イベントにて共有予定とのこと

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