- 今週はグーグルがGCPを活用したブロックチェーン領域の発表されました。これにより、Amazon、Microsoft、Googleと各社のクラウドサービスを使ったブロックチェーン構築が一層容易になったといえます。徐々に競争が激化してきますが、エンタープライズ向けブロックチェーン構築の市場が盛り上がってくるのは、ユーザーにとっては良い流れといえるのではないでしょうか。
目次
Building hybrid blockchain/cloud applications with Ethereum and Google Cloud (6/14)
- GoogleはGoogle Cloud Platform(GCP)を使ってブロックチェーン構築を簡易的に行うためのアプリケーションを発表した。
- Chainlinkと呼ばれるミドルウェアを使うことで、GCPユーザーは、EthereumのGAS価格などを簡便に決定できるようになる。
- Chainlinkの役割は以下のような図で表現される。
ソニーミュージック、音楽の権利情報処理システムにアマゾンのブロックチェーンを採用(6/12)
- アマゾン ウェブ サービス ジャパンはソニー・ミュージックエンタテインメントが音楽権利情報処理システムの基盤にアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の、Amazon Managed Blockchainを採用することを発表
- ソニー・ミュージックエンタテインメントは、音楽クリエイティブの生産性向上に貢献することを目指し、クリエイターにとって重要な音楽の権利情報を迅速かつセキュアに処理するために、Amazon Managed Blockchainを採用することを決定したという
- 「高いセキュリティと可用性、柔軟性を兼ね備えていること、また他社と比較した場合に安価で開発できることが採用の決め手となった」 とコメント
マイクロソフト社がブロックチェーンとAIツールを追加|ペプシコーラなどが先行導入 (6/10)
- 米IT大手マイクロソフト社は「Power Platform」に、新機能としてブロックチェーンツールとAIを追加装備することを発表
- Power Platformは、「Power BI」「Microsoft Flow」「PowerApps」の三つの製品から構成され、データの収集から解析・予測、ワークフローの自動化や生産性の向上を推進するカスタムアプリケーションを、ローコーディング(Low-Code)で構築できるプラットフォーム
- このプラットフォームを導入した「ペプシコーラ」を生産する企業は生産性の向上に繋がっていると賞賛